本書は、2005年4月に復刻した『本と読者をつなぐ知恵』の新装版に新しく書き起こした『書店員の実務教育』を増補し、二分冊セットでお贈りする『書店員の実務教育読本』である。 企業は人材ということは誰しもわかっている。しかし社員教育を書店業界では軽視していないだろうか。一言で言えば書店が勉強しなくなったことが、勝ち組と負け組を作ったのである。 書店の未来を考え続けてきた能勢仁氏が、そのノウハウを余すこと紹介した「書店再生への道」。書店員の教育なくして、書店の未来はない。